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9/27に自民党新総裁に石破が選ばれた。
1回目投票で、高市がダントツになり、圧勝かと色めき立ったが、決選投票で議員の反・高市票が石破に集まった。
これから衆議院選を闘うにあたって、高市だと野党・国民から自民党イメージが明快になり過ぎ突っ込まれると恐れたせいかもしれないとも思える。
議員らは相変わらず自民党イメージを、曖昧にヌエ的にしておきたいようだ。
しかし高市の石破を上回る党員・党友の得票数を誰も無視できるはずが無い。
つまり今回、総裁選の支持はきれいに二分された。
大雑把に言えば、石破・菅・岸田グループと高市・麻生グループに二分された。
初めてと言ってよいほど、自民党や国の危機感が表に出た総裁選だった。
だから党員・党友にも議員(の一部)にも、明確にその政策の違いは認識されていた。
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ξ
石破は、挙党体制・一致団結して、国民に安全・安心を届けていくなどと演説しているが
要は、党が二分され常に反対者がいたら面倒なわけだから、さっさと総選挙に臨み、その踏み絵を用意し高市・麻生を壊滅または懐柔してしまいたいことになる。
しかし高市が党の要職も、政権への入閣も拒否したのは、懐柔を否定し今後とも闘う意思を明確にしたことになり、多数の支持党員・党友や議員にとってたいへん良いことだと思える。
(2024.9.28)高市早苗氏、石破茂総裁の総務会長打診を固辞 入閣も否定的、要職起用見送りへ
https://www.sankei.com/article/20240928-QBAETPLO65NAJJWQJTW56EA3ME/
経済評論家・森永卓郎氏は、再デフレへの突入を防ぐために、財政緊縮・金融緊縮(プライマリーバランス均衡至上主義つまり増税)を否定する高市のみが経済の成長を促すと明快に語ってきた。
(2024.9.16) 森永卓郎氏 自民党総裁選の決選投票に残らなかったら「その時点で日本は終わる」と考える候補者とは
https://news.livedoor.com/article/detail/27193991/
ξ
ワタシは、党が一致団結して国難に当るなどは、常に反対者を駆逐するための名分に過ぎず、国民の生活を守るための政策案は鮮明に分かれ対立して当たり前だと思っている。
この党優先主義は、ソビエト共産党が「党のため」と称して粛清政治を実行して以来、現在も続いているファシズムである。
石破が新総裁になったとき、中国や韓国は、組みやすしと考えたのか、「ハト派」の誕生として歓迎した。
ワタシは自民党を二分する勢力として高市には闘者であってほしいと思っている。*1