ξ
コロナ騒ぎが治まって以降、スリランカ(人)をはじめ難民申請が再び急増したからである。
(2025.1.9)川口周辺クルド人2500人に急増か 「難民ビザ」半年で1・6倍、他都市分散も - 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20250109-GWTILGNXTRNSPLRBROXXCB6VGY/
少なくともクルド人については、国によるトルコの現地調査でも難民を装った出稼ぎであることはハッキリしている。
問題になるのは、彼らが集団で騒動を起こしたり大型車両の危険な運転をしたり犯罪を起こしたり、市民が迷惑、恐怖を日常的に感じその対処を要望しているからである。*1
報道では自民党市議が警察や行政の厳重な対処を要求しているのだが、奇妙にも立憲民主党や共産党らが、その行動を「ヘイト」だとレッテルを貼り続け妨害している。
市議でありながら迷惑をかけられている市民の日常の「人権」ではなく、難民ですらない外国人の「人権」で騒ぎだすのは異常である。
難民申請を繰り返し日本で就労しようとする外国人は違法な滞在ではないと主張するとすれば、それはただの脱法である。公党としてそうは主張しがたいだろうからひたすら「人権」(≒人道)で騒ぐしかない。
主権国家の集合体にすぎない世界において「人権」とは国籍を有する国民とその国家の問題である。
効力を持つ超国家的規準があるなどの言説はつねに虚偽である。
もしあるなら、世界各国において「人質」問題などすぐ解決するし、そもそも発生しない。
ついでに直近の動きで言えば、トランプが国家意志としてグリーンランドに軍事侵攻し取得するとしても世界各国は執行阻止するすべがない。トランプが裁かれるとしたら自国の合衆国憲法によってだけである。
ξ
トランプと連携し強力に新政府を運営していく予定のイーロン・マスクは、不良外国人(不法移民)の追放について次のように表明している。
イーロン・マスク氏は、性犯罪で有罪判決を受けた不法移民の国外追放(不法移民による女性への暴力防止法案)に反対票を投じた150人以上の下院民主党議員らを改めて批判し、議員全員の失職を要求した。
「言い訳の余地はない。この法律に反対し、性犯罪で有罪判決を受けた不法移民をアメリカ国内に留めておきたい人々のリストを投稿してほしい」とマスク氏は土曜日、9月の下院投票に言及して自身のXアカウントに投稿した。
「彼ら全員を選挙で失脚させる必要がある。全員だ。」
・・・・・
「この法案は強姦犯、小児性愛者、家庭内暴力加害者、ストーカーをターゲットにしており、彼らが米国に滞在できないようにしている。反対派は『移民を悪者にしている』と主張しているが、有罪判決を受けた犯罪者を保護することで、誰の役に立つというのか?」 Xショーの司会者マリオ・ナウファルが土曜日に自身のアカウントに投稿し、マスク氏が意見を述べた。
「暴力犯罪者を国外追放するのは・・・基本的な公共の安全のためだ。女性や子供を餌食にする犯罪者を国内に留めておくことに誰が賛成するだろうか」とナウファル氏は付け加えた。
(2025.1.5) マスク氏、性犯罪者の国外追放を拒否した民主党員を改めて厳しく非難「全員追放しろ」
要は、アメリカにとって害悪になる外国人(犯罪者)はアメリカに入れるな、国外追放せよ、という当然の主張だ。
しかし下院で150名超の民主党議員が反対したが、彼らはこの法案は外国人排斥主義であり、移民に対する「恐怖をあおる」行為であると主張した。
民主党の主張は、驚くほど日本の立憲民主党、共産党の主張と似ており、犯罪の事実を糾弾する者に何らかのレッテルを貼り事実から目をそらす方法と言える。
刑事事件で加害者:白人、被害者:黒人であれば被害者弁護人はこれは人種差別であると主張する狡猾・悪質さと同じである。
ξ
一方で、イーロン・マスクは、有能な外国人は積極的にアメリカに入れる必要があると主張している。
マスク、ラマスワミ両氏は、トランプ氏から政府効率化省の責任者に指名されている。両氏はH―1Bビザを持つ労働者を雇用する企業を擁護し、IT企業の運営は外国人労働者が頼みだと主張。
・・・・・
マスク氏はSNSへの25日の投稿で、米国のIT企業は国内で働くエンジニアの数を現在の「2倍」にする必要があると述べ、H―1Bビザプログラムの利点を世界各地から最高の人材を採用するプロスポーツチームになぞらえた。
マスク氏はX(旧ツイッター)に「自分のチームに優勝してほしいと思うなら、出身地域を問わずトップの人材を採用する必要がある。それがチーム全体の勝利につながる」と書き込んだ。
(2024.12.28)マスク氏とラマスワミ氏、外国人労働者ビザを擁護 トランプ氏支持者の反発招く - CNN.co.jp
マスクの外国人に対する姿勢はトランプ支持者の不信を買うほど両構えだが、矛盾とはまったく考えてはいないようだ。
つまりアメリカにとって役に立つ外国人(人間)は積極的に取り込み処遇すべきだし、アメリカにとって役に立たない、害悪だけの外国人(人間)は徹底的に排除すべきだ、という考えだ。
ξ
こうしたあわただしい世界トップの動きを見ていると、君は「役に立つ」人間なのかという価値基準が、もはや、何のためらいもなく社会の最前線に立ってしまっているように思える。
「役に立つ」対象はそれぞれであるにしろ、君の存在価値は何なのかと厳しく問われ、瞬時の応答を強いられているように思える。
こういう時代の到来は予想どおりであり、さっぱりとしてわかりやすく嫌ではないが *2、間違いなく緊張の走る年になりそうである。もちろん日本において。